～何事もない4月1日に感じたこと～
4月1日。世の中では「新年度のスタート」として、いつもより少しだけ背筋が伸びる、そんな一日かもしれません。
人事異動、昇格・昇給、部署の再編成…。長年、公務員として勤めていた頃の私は、この時期になると自然と身が引き締まるような感覚を抱いていました。
3月末は別れの季節。そして、4月の始まりには、新しい体制や人との出会いが待っていました。
学生時代もそうでしたね。進級やクラス替え、入学式…思えば保育園児の頃から、この時期は常に「変化」とともにあった気がします。
ですが、個人事業主として2年目を迎えた今年の4月1日は、まるでいつもの週明けの月曜日のように、静かに始まりました。
特に慌ただしさもなく、変化もなく、淡々と仕事を進める一日。
でも、そんな「変化のない一日」が、ふと新鮮に感じられたのです。
新年度の喧騒の中にいないという実感とともに、今の働き方の自由さ、そして責任の重さを改めて感じる節目となりました。
世の中には、毎年この時期も変わらず、静かに日常を過ごされている方の方が、もしかすると多数派なのかもしれません。
そして私もその一人に加わったのだと思うと、不思議と落ち着いた気持ちになります。
開業2年目、変化は少ないかもしれませんが、日々一歩ずつ。
私なりのペースで、しっかりと歩みを続けていきたいと思います。
